【余談】松下翁が書いた「感動物語」の数々

リアルインサイト 鳥内です。

江口先生が次のように
おっしゃっていたことがあります。

なんといっても大事なことは

経営者が「物語」を作ることが出来るか、
「感動物語」をつくるかどうか
それが大事だと思います。

松下幸之助さんの松下電器には
「感動物語」がありました。

松下さんの人間大事を
根底にした言動、経営理念、目標。

いずれも多くの人が、社員が感動した。

次のページには何が書かれているだろうか。
この話の展開はどうなるのだろうか。

ワクワクしながら世間は
松下電器に注目し、社員は仕事をしていました。

こんなに社員のことを考えてくれるのか。
これほどまでに世の中のことを案じてくれているのか、

という想いを皆、持ってくれていました。

買った製品は、ほとんど故障しない。
耐用年数が来ても、まだテレビは映る。

操作を間違えてもダメになることはない。
お客様は感動する。

さすが松下さんの会社だとなります。

社員に対しても昭和42年に
「5年後には、ヨーロッパ並の賃金にする」

と、予告します。
社員は「そうかいなあ」と思いつつ、感動して、自分の仕事に精を出す。

あるいはその前の昭和35年に
「5年後に週休2日制を実施しよう」
宣言する。

社員は

「えっ?週に2日も休めるの?
 日本の会社はどこもやってないよ」

とびっくりしつつ、全社員が心を合わす。

世間も驚きます。

「そういうことが
 松下電器には、出来るのか」と。

まぁ固唾を飲んで見守ります。

社員は懸命に、その実現に、
いわば、夢の実現に取り組む。

それが達成できた時の喜び、
そしてそれがやがて感動に変わります。

世間も

「やったか。
 やっぱり、やるなあ」と思い、

そして感動します。

いわばこのように松下幸之助という人は、

松下電器を舞台にして、
「感動物語」を書き続けたわけですね。

そして続けて、

江口先生はこうおっしゃっられました。

会社に「物語」がないと、
世間様どころか、
社員や従業員も感動しない。

しないから、人々の関心も薄れ、
社員や従業員も心を
合わせることをしなくなります。

「感動物語」ですよね。

頁をめくるたびに、
なにが書かれているのだろうか、
どういう展開になるのだろうかという、

わくわく感がないと、
会社は衰退します。

感動物語を生み出せるような
そんな会社にしていきたい

改めて思った瞬間です。

江口先生から松下幸之助翁の
経営哲学を学び、

感動物語を書ける経営者になりたい方は
ぜひこちらからご参加ください。

コメント

  1. 自分で物語を作ることが、生きている価値なのか!自分で創造することが生きる意味なのか!
    それを知らせる人だったのでしょうか!
    松下幸之助様!

  2.  松下翁の教えの真髄は、永遠です。
     ありがとうございました。
             松山市 浅井 清澄

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