【あす終了】松下翁の人間観と江口先生の怒り

リアルインサイト 鳥内です。
伯仲塾第3期の募集ですが、
ライブ講座、オンライン講座共に
明日23:59をもって終了します。
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さて、
最近の識者の中には、
松下翁はじめ、
「昭和の経営者たちの考えは古い」
などという方もいるようです。
江口先生は、そのような識者を、
「不勉強で、浅薄で哲学的思考ができないうつけ者」
と一刀両断します。
その理由を次のように述べています。
昭和の経営者たちの考えは古い、
という軽薄な識者たちがいる。
という浮薄な識者たちがいる。 それならば、キリストは2000年前の人、
釈迦は、2500年前の人、孔子は2500年前の人、
聖徳太子は、1500年前の人。 これら偉人の考えも古いのか。 今なお、
江戸時代の石田梅岩の『都鄙問答』が読まれ、
明治時代の渋沢栄一の『論語と算盤』が、 多くの経営者たち、ビジネスマンたちに読まれ、 松下幸之助や稲盛和夫の著作が、
多くの人々に受け入れられている事実を、
どう説明するのか。 これら先哲の考えも古い、という一言で、
切って捨てるのか。 浮薄な識者たちは、 なぜ、偉人先哲の考え、言葉が、
今も多くの人々の心の支えになり、
指針となり、 また、彼らの著作が、
多くの人々を惹きつけ、
読まれ続けているのか、 その理由を考えたことがあるのだろうか。 多分、浮薄な識者たちは、偉人先哲が、
究極において「人間」を語り、 「人としての生き方」、
「人としてのあり方」を
語っていることを
理解していないのだろうと思う。 例えば、松下幸之助。 昭和39年(1964)は、
東京オリンピックの年であったが、 アメリカのライフ誌は、
9月11日号の日本特集で、そのなかで、 「MEET MR.MATSUSITA」
(松下さんに会おう) と題する特集を組み、掲載した。 (昭和37年(1962)には、
TIME誌の表紙絵になっている) そこで、松下幸之助は、
温情的革命的温情主義者であるとともに、 「最高の産業人、
最高所得者、
思想家、
雑誌発行者、
ベストセラー著者」 と5つの顔を持つ人物として、 「フォード(自動車王)と
アルジャー(牧師兼作家)の 2人を1人で兼ねている
パイオニア」 と紹介された。 だが、いま、松下幸之助を
産業人、経営者としか捉えず、 その観点のみで論じ、
批判する識者はいても、 ライフ誌が紹介した
「思想家・松下幸之助」の理念、
哲学を理解し、 その上に構築されている経営を
論ずる識者たちは皆無と言っていい。 多分、浮薄な識者たちは、
松下幸之助の著作を一冊も
読みきっていないのではないか。 昭和46年暮、それまで20数年間、
思考し続け、書きまとめ、 また、思考し続け、書きまとめ、
まとめ上げた松下幸之助は、 思わず、 「自分なりの人間観をまとめたから、
もう死んでもいい」 と呟いたことがあった。 そして、翌年、それをまとめて
単行本として上梓したが、 経営の神様、商売の神様と
言われていた松下の、 その書名は、 「経営を考える」でもなく、
「商売を考える」でもなく、 『人間を考える』であった。 そこには、 「人間をどう捉えるべきか」
「人間は、どう処すべきか」、
「人間は、万物に対して、
どのような責任があるか」、
「人間の使命はなにか」 が明確にまとめられ、
書かれている。 松下幸之助の経営の根底には、
この「人間観」がある。 浮薄な識者たちは、
そのことが分からないだろう。 松下幸之助だけではない。 渋沢栄一も石田梅岩も、
もちろん、聖徳太子も孔子も、 また、とりわけ、 釈迦もキリストも、
根底に「人間」があり、 「人間」を語り、
その「心のありよう」を
伝えている。 だからこそ、今もなお、
多くの人々から共感をもって、
求められているのではないか。 ろくに偉人先哲の
思想、哲学を学ばず、 昔の人だから古い、
昭和の経営者だから、古いと言う。 その浮薄の識者たちに、 あなたたちこそ、
読解力や洞察力のない、 浅薄で、愚かな
空(うつ)け者だと言いたい。 昔の人だから、古いのではない。 「人間」に立って、
人間を語り、経営を語っているから、 だから、常に新しいのである。 昔の人は古い、
昭和の経営者は古い、と
言うならば、 昔の人以上の実績、
昭和の経営者以上の実績をあげ、 世界的に評価されている
今の経営者を教えてほしい。 平成の経営者は、
どうであったか。 「カネ」を追いかけても、
「人間」がない。 自分の資産を計算しても、
社会のことは、我関せず。 だから、無残にも、日本経済を
壊滅させてしまったではないか。 むしろ、今一度、
昭和の経営者たちの経営理念、
哲学に立ち戻り、 そこから、再出発、
再構築をすべきではないのか。 不勉強な、浮薄な識者たちの、
得々とした、幼稚な発言に 嘔吐すら感じている。
「カネ」を追いかけても、「人間」がない。
どんなに経済的に成功しようとも、
そんな人間にはなりたくないものです。
どこまでも人間に根ざし、人間大事を貫く経営。
経営以前に、一個の人間としての哲学、精神。
それを磨き上げるのが、この伯仲塾です。
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(あす募集終了)
それゆえ、言ってしまえば、経営者ではなくとも
この伯仲塾は入門を拒みませんし、
経営者ではなくとも、ここでの学びが人生を豊かに
する大きな価値があるものであることは、
今までお届けしてきた
コンテンツでご理解頂けている
かと思います。
ぜひここで、江口先生に
命名頂いた「伯仲塾」という
塾名の由来のごとく、
兄弟のような関係で結ばれ、
互いに切磋琢磨し合いながら、
ともに己の人間を磨き上げていきましょう。
「人間を磨き上げる」ということに、
遅すぎることも、早すぎることもありません。
老いも若いも上も下もありません。
ご一緒できることを心より楽しみにしています。
→こちらからご参加ください
ありがとうございました。
松下翁の貴重な、教えを学ぶ事の教訓は、人生の財産と思います。
感銘を受けました。
私の事情で、継続受講出来ません。
江口先生皆様のご健勝を祈ります。
ありがとうございました。
エナジック販売店 浅井 清澄
この度のラインセミナーで、本当に素晴らしく心暖まるお話しを伺いまして、誠に有りがとうございました。『社員は、千人』のお話しには、涙がこぼれました。江口先生、こちらの企画に携わっておられる方々、伯仲塾をお受けになる方々を失礼ながら、応援申し上げます。